【発表会】見る崖狩りと見ない崖狩り

文責: チャートやつ (@roknao )

※定期活動での新たな取り組みとして『発表会』というものを始めてみました。 毎週発表者を変えて、スマブラに関連する話題(自キャラの知識・おすすめの対戦動画・部員に質問したいこと等)を共有します。毎週の発表内容は当ブログの記事として公開します。発表会の記事が皆さんの役に立てば嬉しいです。

はじめに

会長のチャートやつです。

発表会の第一回ということで、ハードルを上げないように適当に考えて適当に発表しました。記事も適当です。

今回は崖に関する話題で、以下の2つについて話しました。

1. 崖狩りの基礎知識(崖捕まり中の行動パターンと狩り方)

2. 見る崖狩りと見ない崖狩り

1 は崖狩りの方法が分かっていない初級者、2 は崖が上がれなくて困っている中級者(チャートやつ)を対象にしています。2 はこの記事だけだとちょっと分かりにくいと思うので、友達と実践したり僕に直接聞くことをオススメします。

 

1 崖狩りの基礎知識(崖捕まり中の行動パターンと狩り方)

崖狩りができない人にまず意識してほしいのは、相手の行動パターンを読むことです。「とりあえずこれをしていれば狩れる」「全ての崖上がりを狩らなきゃいけない」などという考えは捨てて「その場上がりに違いないから絶対に狩る!」という強い意志で崖狩りをしてみてください。

以下に崖捕まり中の行動パターンとその狩り方を簡単にまとめます。 それぞれの行動パターンを、一つずつ着実に狩れるようにしていきましょう。

その場上がり

無防備な時間が非常に短く、慣れていないと安定して狩るのは難しいです。 結構その場上がりが癖になっている人が多いです。 その場上がりをつかみで狩れるようになるのが崖狩りの第一歩かなと思っています。

狩り方: 相手が動いたのを見てからタイミング良く攻撃を合わせる(つかみ・パルテナの下強など)

ジャンプ上がり

モーションが速くて無防備な時間も短いため、見てから狩るのが難しい上がり方です。最悪狩れなくてもその後の着地狩り次第でなんとかなります。

狩り方: 攻撃判定が長い間出ている攻撃を崖際に置いておく(ウルフの空N・パルテナの下強など)

転がり上がり

無防備な時間が非常に長く、対して意識していなくても狩れちゃうことが多いです。 一方で転がり上がりを通されてしまうと形勢がひっくり返ってしまいます。 ファイターによって転がる距離に大きな差があることに注意。

狩り方: 相手が転がったのを見てから攻撃を合わせる

攻撃上がり

無敵付きの攻撃を出す上がり方です。 攻撃後の隙が非常に大きいので、しっかりと反撃を取りましょう。 この上がり方もファイター間の差(主にリーチ)が大きいです。

狩り方: 攻撃をガード or 避けてから反撃

崖離し行動

一旦崖を離してから空中ジャンプや空中攻撃などを使ってくる行動です。 ファイターによって様々な行動があり、普遍的な対処法を述べるのは難しいです。 対戦動画から学んだり、対戦相手に聞いて知識を付けるのが良いでしょう。 崖を離すタイミングを読んで崖際に攻撃を置いておくのは、どのファイターにもまあまあ有効です。

狩り方: 崖際に攻撃を置いておく(パルテナの下強など)・ファイターによって対処法は様々

崖につかまり続ける

崖に長くつかまり続けることで、崖上がりのタイミングを変えたり相手を焦らすことができます。 崖につかまってから一定時間が経過すると無敵が切れるので、そこを叩きましょう。

狩り方: 無敵が切れた相手にパルテナの下強などを当てる

2 見る崖狩りと見ない崖狩り

強い人と対戦している時に「どの上がり方をしても全部狩られてしまうから何をしたらいいか分からない」みたいな感覚になったことはありませんか? 言葉で説明するのがちょっと難しいんですが、崖狩りには『相手の行動を確認してから対処する狩り方(見る崖狩り)』と『相手の行動を確認せずにほとんど読みで対処する狩り方(見ない崖狩り)』があります。 崖狩りがうまい人はこの2つの狩り方を(恐らくほぼ無意識で)切り替えています。そこに経験から来る読みの的確さが加わることで、まるで全ての行動が通らないかのように見えるわけです。

以下で見る崖狩りと見ない崖狩りについて説明します。

見る崖狩り

相手の行動を確認してから、その行動に対処する攻撃を打ちます(例: ジャンプ上がりを確認してから空中攻撃を当てに行く)。 様々な行動に柔軟に対応できる一方で、その場上がりやジャンプ上がりなどを直接狩ることが難しくなります。

見ない崖狩り

相手の行動を一点読みして、相手が動いたのを見てから(もしくは動くタイミングを読んで)攻撃を打ちます(例: その場上がりを読んで横強攻撃を打つ)。 読みさえ合っていればジャンプ上がりですら確定で狩れますが、読みが外れていた場合にその後の対応が遅れます。

見る崖狩り・見ない崖狩りを意識した崖上がり

相手の見る崖狩り・見ない崖狩りを逆手に取った行動を考えてみると、崖離し行動やジャンプ上がり後の行動を上手く使って崖を上がれるようになります。

例として、ウルフ対クロムを考えます。

  • ウルフが崖につかまっている
  • クロムはその場上がりに対して横強が当たる位置に立っている

この状況ではその場上がり・攻撃上がり・転がり上がり・崖離し行動のいずれも横強やつかみで狩られてしまいそうです。ほなジャンプ上がりしよか~って感じでジャンプ上がりをするとそれを読まれて空後で狩られたりします。これを繰り返されると何をしても崖が上がれないような感覚になってきます。

見る崖狩り・見ない崖狩りを意識して崖上がりの方法を考えていくと、活路が見えてきます。

例えば崖離しジャンプ空前は見る崖狩り・見ない崖狩りのいずれの横強でも狩られてしまいますが、崖離しジャンプからちょっと遅らせて空中回避をすれば、見る崖狩りでの横強を避けることができます。この行動を相手が意識して見ない崖狩りの横強が増えてくれば、崖離し行動以外の上がり方が通るようになってきます。

最後に

こどもリンクの攻撃上がりと転がり上がりは短すぎてその場上がりと一緒に狩れるので意識しなくてもいいです。