【発表会】ベヨネッタの特徴とその対策

はじめに

 はじめまして。ベヨネッタ使いのぷーたろーと申します。実力は世界戦闘力約976万(vipボーダー900万時点)程度です。
 今回は特殊なファイターの1体であるベヨネッタについて紹介したいと思います。ベヨネッタは特有の仕様が多く奥が深いキャラクターで、ここでそのすべてはとても話しきれないので、基本的な対策に焦点を当てて紹介していきます。ベヨネッタになかなか勝てなくて困っているという方には役に立つと思いますので是非最後まで読んでみてください。 

 ベヨネッタというファイターの特徴を一言でいうと、コンボ火力が高い一方で、撃墜するのが困難です。そこで今回は、低パーセント時のコンボ拒否高パーセント時の撃墜拒否の2点に分けて解説していきます。

コンボ拒否

 ベヨネッタのコンボは下強、上強、横強、横b、上b、空前、空n、空上と始動技が多く、その火力も高いときには50~70%ほどで場合によっては即死もあり得るという、非常に強力なものです。
ここでは始動技として強力な上b空中横bについて解説します。

上b

 上bは発生6Fの多段ヒット技で、コンボ始動およびコンボパーツとして強力な技です。ヒットすれば30~60%と両面対応のガーキャン技としては破格の火力を誇ります。めくったとしても密着で隙をさらせば火力をとられてしまうので気を付けましょう。
 相手のベヨネッタが上bを外した、もしくは上bをガードした場合には意識すれば反撃をとれますが、遅れたときにはベヨネッタ側は横bで逃げたり、暴れやウィッチタイムを振ってきたりするので注意が必要です。
 また後述する「上b、横bによる着地隙上昇」の仕様があるので、キャラによっては無理に追わずに有利な着地狩りに持っていくのも有効だと思います。

空中横b

 移動距離が長く、ヒットすれば大火力を稼げる優秀な差し込み技です。主に小ジャンプからの最速や台降りからふってきます。特徴としては打点が高く、背の低いファイターには立ち状態ではヒットしません。この特徴から、ベヨネッタの間合いの外にいると思ってジャンプで様子見してくる相手にはとても刺さる技です。横bの間合いの中ではジャンプは控え、ガードやしゃがみ多めで立ち回るのがいいでしょう。
 また、ベヨネッタは相手のガードを崩すのが非常にきついファイターです。ガードを崩すには基本的につかみしかなく、足が速くない上につかみからの確定コンボもなく、リスクとリターンが見合いません。その点でもベヨネッタに対してガード多めで対応するのは有効です。

上bと横bによる着地隙上昇

 上で述べたようにベヨネッタの上bや空中横bは強力ですが、一方で上bと横bを使った後に使った回数に応じて着地隙が増えるというデメリットがあります。上bと横bを各2回使ったときには横スマッシュホールドが入るほどの大きな着地隙が生じます。ベヨネッタ側はこれを嫌って崖に逃げたり、ウィッチタイムで読み合いを仕掛けたりしてきますが、着地隙が大きいときにはウィッチタイムの読み合いにすらならず、冷静に確認してからスマッシュが確定している場面も多々あります。
 この仕様を知らなかったという人はぜひ次にベヨネッタと対戦するときに上bと横bの回数を確認して着地狩りしてみてください。

撃墜拒否

 ベヨネッタはコンボ火力が高い一方で、撃墜するのが難しいファイターです。スマブラというゲームはいくらダメージを稼いでも撃墜をできなければ勝つことができません。なので、対ベヨネッタにおいては撃墜拒否が勝敗の要になってきます。個人的な感想としても負けたときにはたいてい1ストックは200パーセント近くまで耐えられている気がします。特に大会シーンなどでは高パーセントまで耐えられるとベヨネッタ側には大きなプレッシャーがかかります。その点でも撃墜拒否は重要になってきます。
 ここではベヨネッタの撃墜択の中でも特に重要な空後前投げウィッチタイムの3つについて解説します。

空後

 メイン撃墜択です。リーチが長く先端で当てればガードされても基本的に反撃はありません。ふっとばしは終点中央マリオを135%程度とそこまでですが、コンボ火力の高さを踏まえると十分です。振り方はざっくりいうと2通りで、①地上にいる相手に先端で当てるか、②ジャンプしてくる相手に小ジャンプ最速空後を当てるかです。注意すべきは後者で崖際やジャンプ上がりに狙ってくるので、安易にジャンプでライン回復しようとしないようにしましょう。
 また、ベヨネッタ側は相手のダメージがたまってコンボが入らなくなると撃墜を狙って空後を振るようになるタイミングがあるのでそれに注目して、警戒するのも有効です。

前投げ

 高パーセント時の投げバですが、吹っ飛ばしは意外と弱く、きちんと内ベク変されれば崖端ギリギリのマリオで180%ほど必要です。普段の立ち回りでガードが安定するからと言って高パーセントでもそのままガードを張り続けていると崖端だと撃墜されてしまいます。しかしベヨネッタ側はここまでダメージがたまってしまうとコンボによる撃墜が見込めないので、強気の回避や回避上がりによるライン回復を狩って撃墜することが難しく、しっかりパーセント見て前投げを拒否されると非常につらいです。DAや弱攻撃も当てやすい技ではない上に崖際でなければ200パーセント以上必要なので、ここまで撃墜拒否されるとベヨ使いの精神はズタボロです。

ウィッチタイム

 発生8F のカウンター技で相手の攻撃を受けると攻撃した相手が効果範囲内にいればその相手をスローにします。仕様として、相手が高パーセントであるほどスローにする時間が長くなります。主な振り方は①着地のごまかし、②相手の着地暴れ読み、③飛び道具に対して、の3つです。
 ①は前述した着地隙上昇の仕様と相まって強力です。つかみを通すのが安定ですが、ベヨ側はつかみなら安いという精神でウィッチタイムを振ってきます。特に着地隙が増えているときには安易に着地前を狩ろうとせずに様子見して最大火力を入れましょう。
 ③に関しては効果範囲内でウィッチタイムをとられないようにすることが大切です。また、ウィッチタイムはあくまで相手をスローにするだけなので飛び道具の後隙が終わっている場合にはガードを張ることができます。
 ①、②、③、どれにも言えることは自分が今ウィッチタイムをくらったときに撃墜されるかを意識することが大事です。100%を超えてくるとスマッシュによる撃墜が見えてくるので、しっかり様子見を増やして確実に当たる技を振り、こちらの撃墜を拒否することが対ベヨの大きなポイントです。

終わりに

 長々と書いてしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。
 ベヨネッタは非常に奥が深いキャラで、対策やキャラの基本仕様でまだまだ紹介できていないことがたくさんあります。ずらしによるコンボ脱出や、長持続技による復帰阻止、ジャンプキャンセル上b、コマンド横b、コンボルート、崖メテオなどなど話したいことはたくさんあるので、またの機会に。ベヨネッタに興味がある、もっと知りたいという方がいればぜひ声をかけていただけると嬉しいです。