【発表会】飛び道具対策(こどもリンクの弓矢を例に)
文責: チャートやつ(@roknao)
目次
1 はじめに
2 弓矢の単純な読み合い
3 弓矢対策の考え方
3-1 良くない考え方
3-2 オススメの考え方
4 おわりに
1 はじめに
KUSC会長のチャートやつです。 今回の記事も軽い文体で失礼します。
突然ですが、皆さんはこどもリンクの弓矢連打が強すぎてブチ切れたことはありませんか?連打してすみません。
今回はこどもリンクの弓矢を例にして、直線的な飛び道具を対策する際の考え方を紹介します。
弓矢の対策に活きるだけでなく、ウルフのブラスターやサムスのチャージショット、さらには飛び道具ではないシモン・セフィロスの横強などにも応用が効くと思います。 また、対処する側だけでなく飛び道具を打つ側も読み合いの整理に役立つと思います。
この記事は以下の人にオススメです。
今回の内容は文章だけでは分かりにくい部分があるので、余裕があれば解説動画も作れたらいいなと思っています。また、疑問点があればお気軽に連絡してください。
2 弓矢の単純な読み合い
中距離(弓矢を見てからガードするのが難しい間合い)で弓矢を連打している時のヤンリンは単純ながらめちゃくちゃ強いです。
こどもリンクが中距離で有利な読み合いをするために必要な行動は、「弓矢」「様子見」のたった二つです。 相手が飛ばないと思ったら弓矢を連打する。相手が飛ぶと思ったら棒立ちする。これだけで強いです。
詳細は割愛しますが、簡単にまとめると強い理由はこんな感じです。
- 弓矢は牽制技・ダッシュ・その場回避など、地上の様々な行動に刺さる
- 弓矢にリスクを与える飛び込みは様子見するだけで対応できる
- 上の二つの読み合いで相手が動きづらくなっているところに、空中攻撃やつかみで自分から攻めることもできる
いわゆるストリートファイターの波動拳と昇竜拳の構え(波動拳で横を止めて、飛び込みは見てから昇竜拳で返す)に似ています。
弓矢を打つのをいつやめるか、いつ自分から仕掛けるかをこちらの好きなタイミングで決められるので、ヤンリンの弓矢を使った読み合いに付き合うのは分が悪いです。
3 弓矢対策の考え方
3-1 良くない考え方
直線的な飛び道具への対処としてよく言われるのは以下のようなことではないでしょうか。
- ガードやジャスガを使ってゆっくり間合いを詰めよう
- 飛び込んで空中攻撃で飛び道具にリスクを付けよう
- 反射技を持っているキャラは積極的に使おう
これだけでは全然足りてないです。 これらの行動は飛び道具連打を読み合いにするために最低限必要なものであって、飛び道具を打っている側が有利な読み合いをしていることは変わりません。
例えば中距離で弓矢を連打しているこどもリンクが上記の行動を仕掛けられた時、読み合いの結果をざっくり説明すると次のようになります。
- ガードで近づかれる → 弓矢で引き分け、様子見で引き分け、差し込みでちょい勝ち
- 飛び込んで空中攻撃される → 弓矢で負け、様子見で勝ち(ジャスガや見てから対空など)、差し込みで勝ち
- 反射技を発動される → 弓矢でちょい負け、様子見で勝ち(見てから反撃)、差し込みで勝ち
重要なのは、こどもリンク側は様子見しているだけで負けることが無いという点です。
さらには引き行動をすればほとんどの行動に引き分けが取れたり、相手が間合いやタイミングを間違えて弓矢に当たってくれることもあったりと、こどもリンク側からするとあまりにも簡単に戦えます。
特にジョーカーやシークのような、いわゆる立ち回りが強いと言われるキャラを使っている人は要注意です。 機動力を活かした差し返しやフェイントを使えずに勝負することになるので、弓矢への対処を意識すると必要以上に難しい戦いを強いられます。
じゃあどうすんねんって話を、次の節で説明します。
3-2 おすすめの考え方
僕はキャラ対策を1から考える時には、主に次の二つを意識しています。
- 相手に難しいことをさせる
- 自分は簡単なことをする
簡単・難しいというのは、操作難易度や行動のリターン・リスク等を総合的に考慮したものです。要は自分が対戦しててどう感じるかってことです。
こどもリンクの弓矢の読み合いは、近づかれるか飛び込まれるかだけの勝負だとあまりにも簡単すぎます。 これを対策するには、こどもリンク側に「難しい!」と思わせる行動を考える必要があります。
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下記の行動をバランス良く取り入れることで、こどもリンク使いを不快にさせられること間違いナシです!!!
前ダッシュをする
こどもリンク側が様子見している時はもちろん弓矢を打っていないので、前ダッシュが通ります。 弓矢には当たってしまいますが、様子見にリスクを付ける方法として重要な選択肢です。
前回避をする
弓矢を避けつつ間合いを詰める選択肢の一つに、前回避があります。 前回避は様子見で狩られる行動ですが、飛び込みと一緒に対応するのは難しいです。 飛び込みと混ぜて使うことでこどもリンク側の意識を散らすことができます。
飛び込みで小ジャンプと大ジャンプを使い分ける
飛び込みが小ジャンプだけ・大ジャンプだけだと、こどもリンク側は相手のジャスガや対空攻撃のタイミングが分かりやすく対処が楽です。 小ジャンプと大ジャンプをちゃんと混ぜることで、様子見からの対応難易度を上げることができます。
飛び込んで着地する直前で空中ジャンプをする
様子見からのジャスガや見てから対空を意識しているこどもリンクに対して有効です。 空中ジャンプ後は対空のタイミングが普段とずれるので対応が遅れやすく、この行動もこどもリンク側のノイズになります。 読まれるとジャンプが無い状態で着地狩りを食らうことになるので、多用は禁物です。
垂直ジャンプを使う
飛び込みのフェイントに使えます。 弓矢にも様子見にも負けることがなく、かつ弓矢をガードする場合よりも早く動ける選択肢です。 こどもリンク側が垂直ジャンプを直接リスクを付けるには一点読みをするしかなく、比較的安全な行動です。
足場を使う
そもそも弓矢連打のタイミングに付き合わずに済みます。 足場を使った行動に自信がある人はこれだけでかなり有利に戦えるかもしれません。 こどもリンクに足場の下から空中攻撃や爆弾で固められるのはまあまあ面倒なので注意。
4 おわりに
いかがでしたか?
結局こどもリンクの弓矢が強いという事実は変わることはありませんでした。
この記事に書いてある内容だけでは対策としては不十分ですが、これらの情報を土台に飛び道具対策を考えてみてもらえればと思います。